産業医科大学第一内科学講座
2005 年 94 巻 10 号 p. 2146-2151
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全身性エリテマトーデス(SLE)は,多臓器病変を特徴とする自己免疫疾患である.ステロイド薬などの非特異的な既存治療には副作用や治療抵抗性などの諸問題が山積している.一方,疾患活動性が高く,重症臓器病変を有する症例には,早期からの免疫抑制薬の併用の有効性が評価されてきた.さらに, CD20抗体療法は, SLEの治療目標を臨床症候の改善から臓器障害の進行抑制や寛解導入ヘシフトし,治療をブレークスルーする可能性が期待される.
日本内科学会会誌
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