日本内科学会雑誌
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若年性関節リウマチ寛解中に重症肝炎を呈し発症した成人Still病の1例
岩本 靖彦畑 耕治郎渡辺 和彦相場 恒男米山 靖古川 浩一五十嵐 健太郎月岡 恵菊池 正俊橋立 英樹
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2005 年 94 巻 10 号 p. 2179-2181

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抄録

症例は21歳,男性.発熱,皮疹,全身倦怠感,高度な肝機能障害を認め入院した.ステロイド内服,ステロイドパルス療法を行ったが改善せず,シクロスポリンを使用し軽快した.成人Still病は特異的臨床症状,検査所見に乏しく,診断に苦慮することが少なくない.また高率に肝障害を合併するが,重症肝炎または肝不全を呈するものは少ない.本例のごとく重症肝炎を呈したステロイド抵抗性の症例ではシクロスポリン投与が有効であった.

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