「そらみのり」は,2013年春に独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 作物開発利用研究領域 大豆育種グループ(現 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 暖地水田輪作研究領域 作物育種グループ)において,西日本での栽培に適する多収ダイズ品種の育成を目標として,早生で大粒の「九州148号」を種子親に,多収で晩生の米国品種「Santee」を花粉親として交配を行い育成した系統であり,2023年に品種登録出願を行った.奨励品種決定調査等の結果から,栽培適地は東海から九州地域である.「そらみのり」は西日本の主力品種「フクユタカ」と比較して収量が22~36%高く,百粒重は1~3 g軽く,へその色は“黄”であり,“淡褐”の「フクユタカ」よりも子実の外観品質が優れる.粗タンパク質含有率は「フクユタカ」43.4%に対し43.0%とほぼ同等で,実需者からは豆腐および納豆製品に利用できると評価された.