名古屋文理大学紀要
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短期海外研修の成果と意義 -学生の報告書とアンケート調査の結果から-
松田 康子
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2012 年 12 巻 p. 11-16

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抄録
今年度で15回目になる海外研修の最近の研修成果を報告し,加えて,学生の報告書やアンケート調査の結果を3つの時期のグループに分けて比較する.回数を重ねても変わらない学生の成果がある一方,年とともに参加者が減少していることに加えて,学生たちの意識が少しずつ変化していることも分かった.海外研修に参加する学生の研修前の調査で「英語が心配」であることは3つのグループ共に同じであるが,第1回から第3回の学生と比べると第13回から第15回の参加学生は英語が大変心配だと思う気持ちが薄れている.ホームステイに対しても年々あまり心配していない学生が増えている.事前研修を充実させた結果とも考えられるが,より気楽に研修に参加をしている傾向が大きくなったとみられる.事前研修での目的意識の確認が課題である.
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© 2012 名古屋文理大学
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