2017 年 7 巻 p. 97-127
本調査は、定年移行期前後におけるサラリーマンの生活と生きがいを分析するとともにそのあり方を探り、これらの人々に対する退職後の生活に向けての支援策や生きがいを持って生活ができる政策の提言に結びつけることを調査の目的としている。 今回は第6回目の調査である。5年ごとに継続的に調査を実施することにより、社会情勢や経済環境、雇用環境が変化する中で、サラリーマンの生活と生きがいに関する考え方がどのように変化しているかを明らかにする。
調査は次の方法で行われた。①調査対象地域は全国、②調査形態はインターネット調査、 ③調査対象者は35~74歳の厚生年金被保険者、厚生年金受給者およびそれらの配偶者であり、合計5,000人、⑤実施時期は2016年12月14日~16日。