日本橋学館大学紀要
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高所順応トレーニングおよび高峰登山の大腿部軟部組織に及ぼす影響
高橋 早苗浅野 勝己高橋 英幸岡崎 和伸
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ジャーナル オープンアクセス

2003 年 2 巻 p. 53-59

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抄録

低圧低酸素下での持久性トレーニングおよび高峰登山の大腿部軟部組織に及ぼす影響を明らかにするために,平均年齢31歳の男性登山家6名について調査した。高所順応トレーニングは,モナーク社製自転車エルゴメータを使用し,運動時間は30分間,回転数は60rpmとし,運動強度はVTレベルより開始しRPEが13〜15になるように行った。また,トレーニングは60m^3の低圧シュミレータを使用し, 4,000m〜7,000m相当高度で週1回のペースで11週に渡り,高峰登山に出発する直前まで実施した。大腿部横断面積を測定するために核磁気共鳴映像法(Magnetic Resonance Imaging:MRI)を用い,大転子-外側顆関節間50%部位を撮像した。脂肪断面積は高峰登山後に減少が認められたが,筋断面積においては有意な変化が認められなかった。それは,高所順応トレーニングおよび高峰登山の双方が低酸素下での運動により組織中の脂肪分解を促進させたことが示唆された。

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© 2003 学校法人日本橋女学館 日本橋学館大学
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