自由の森学園
1986 年 35 巻 7 号 p. 48-57
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「文学教育における虚構」の問題を、「自己を語ること」の表現行為において私は考えたい。虚構の世界で虚構の自分を生きている高校生の現実を思うからである。「自己を語る」とは、何かである自己を確立するための文章表現ではない。何かでない自分を発見し、既に形あるものを歪形し、想像的に自分を捉えていくことである。高校生の文章表現を通してそんな風に考えている今の私自身を語らせてもらった。
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