日本文学
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せちに思ふ心 : 萩原広道の歌論
山崎 勝昭
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1992 年 41 巻 12 号 p. 24-34

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抄録

大隈言道が、古歌のまねをしただけの歌を木偶歌と呼び、自分の生きている時代に即した歌を詠むべきだと批判したことは、よく知られている。しかし、古歌をまねるべきだと、いわば木偶歌を意識的につくろうとした者もいた。萩原広道がその一人であるが、今から見れば徒労としか見えないその行為にも、やはり意味があったように思う。本稿は、そのことを主として、広道の「歌論」を批判した江戸派の井上文雄と比較して、考えてみた。

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© 1992 日本文学協会
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