相愛大学
1995 年 44 巻 6 号 p. 25-35
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延慶本の文覚発心譚に見える文覚(盛遠)像に中世律僧のイメージが揺曳し、また、渡辺橋や東山の上人の庵室、四天王寺などがそれぞれ物語の展開上重要な意味もち、併せて東山の上人が狂言まわし的な役割をもつのは、作者が大和西大寺系の勧進聖や彼らの活動の場を重ね合わせながら物語を構想・趣向したためではなかろうか。
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