大谷女子大学
1995 年 44 巻 6 号 p. 47-56
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小学校の教室における「いじめ」(排除の構図)を克明に描きだしたこのテクストを、「子ども・大人」「動植物・人間」「生の欲動(エロス)・死の欲動(タナトス)」という二項対立から読み、少女の死と再生の物語という構造を示す。それにより、杏を取り巻く教室と家庭、野原の関係性をとらえるとともに、皮膚感覚の顕著な表現から「シュークリーム」的ともいえる、外界と内部の境界(皮)の物語であることを提起したい。
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