和光大学
1999 年 48 巻 5 号 p. 11-20
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六国史に歴史叙述の一環として描かれたシャーマニックな出来事と、歴史叙述の担い手たる古代の史官たちの知の世界との関わりについての考察。具体的には、前兆と結果を記述しつつ展開する歴史叙述の方法を取り上げて分析する。前兆を知り結果を予期することはシャーマニックな知に属するが、その知を史官たちの知と分断してとらえず、両者を地続きのものと考え、そこから歴史叙述が生成するダイナミズムを描くことを目指した。
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