日本文学
Online ISSN : 2424-1202
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「落語絵本」の研究 : メディアを横断する児童文化(<特集>加工行為としての<文学>)
宮川 健郎
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2006 年 55 巻 1 号 p. 62-72

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抄録

子どもむけの落語の本(読み物、絵本、紙芝居)がいろいろ出版されている。このなかで、特に落語絵本について考えた。口伝えで可変的なテクストである落語は、落語絵本においては固定的なテクストとなり、「声の文化」としての落語が「文字の文化」になる。落語絵本は、小学校の国語教科書で学習材化もされている。落語の子どもむけメディアの横断の背後に見えてくるのは、文化の受け渡しの欲望とでもいうべきものである。

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© 2006 日本文学協会
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