日本文学
Online ISSN : 2424-1202
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戦後日本における<肥満>文学(<特集>《成長》の中の戦後日本文学再検討)
山崎 眞紀子
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2010 年 59 巻 11 号 p. 37-47

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抄録
戦後日本文学の再検討を行う方法として<身体>がどのように表現されているか、その中でも文学作品に描かれた<肥満>に注目する。描かれてきた肥満者は女性が多く、安岡章太郎『肥った女』(56年)に代表される肥満者=母、このヴァリエーションは戦後文学の中で多様に描かれている。共通しているのは受容体としての身体である。<母>は戻る場所として機能しているが、<母>であるために脂肪を蓄え統けなければならない存在である。
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© 2010 日本文学協会
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