亜細亜大学
2010 年 59 巻 3 号 p. 16-27
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在日文学についての考察を通して日本の現代文学を批評する試みである。文学のフラット化は、現代の日本文学において避け得ぬ現実態となっているが、在日文学においてもこのフラット化は、八〇年代後半ころから始まり、そして現在に至っている。在日文学がなぜそれまでフラット化を避けてこられたのか、フラット化の内実と課題は何なのかを、主に「記憶、時間、経験」の観点から考察する。
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