日本文学
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遊ぶ鶴亀と「太子」の王権と礼楽
—『梁塵秘抄』三一九番の歌「太子を迎へて遊ばばや」について—
縄手 聖子
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2011 年 60 巻 9 号 p. 10-20

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抄録

『梁塵秘抄』三一九番歌で「太子」とうたわれる人物は、『列仙伝』の王子喬を典拠としている。だが、王子喬という固有名詞ではなく、「太子」という呼称を用いていることから、「太子」は院政期の東宮ではないかと考えられる。その他に王子喬自身が日本の礼楽思想と深く関わっていること、三一九番歌でうたわれる遊ぶ鶴亀という風景の基底には、王権への祝いがあることなどを起点として、三一九番歌を読み解いていく。

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