防衛大学校
2016 年 65 巻 5 号 p. 49-62
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「記録」は客観的で正確なテクストなどではなく、書き手に大きく依存するテクストであることを確認し、そのうえで古記録、具体的には『御堂関白記』における「漢文」と「日記」の問題を検討した。『御堂関白記』において、漢字で書くことは規範であり、和歌が書かれる場合は暦記にではなく裏書として記される。一口に『御堂関白記』というが、実際はそのなかでさまざまなテクストが「書き手」と「読み手(享受者)」の境を曖昧にしつつ生成されている。日次も形式の一つに過ぎない。
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