Niigata Iryo Fukushi Gakkaishi
Online ISSN : 2435-9777
Print ISSN : 1346-8774
Morphological changes in the facial region induced by auricular stimulation with press pellets using a 3D scanner
Michiyo Takano Daichi Kasuya
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2026 Volume 25 Issue 2 Pages 2-9

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Abstract

【目的】美容鍼灸はリフトアップや肌の潤いの向上などの効果が期待されるが、科学的根拠に基づく研究は少ない。我々は耳介への粒鍼刺激による顔面部の主観的変化を報告してきたが、客観的に評価した研究は見られない。本研究では主観的評価に加え3Dスキャナーを用い顔面形状の定量的変化について検討した。

【方法】健康な女性4名(平均年齢27.25±14.5歳)を対象に、ランダム化クロスオーバー比較試験を実施。耳介特定部位(神門・眼)に粒鍼(イヤージュエリー)を貼付し圧刺激を行った。介入前後で3Dスキャナーによる顔面形状と自己評価アンケートを実施し、測定者内誤差とWilcoxonの符号付き順位検定を行った。

【結果】測定者内誤差は許容範囲内で本計測手法の再現性が示唆された。粒鍼刺激の全例で0.5cc以上の体積変化が認められ、主観的評価では全例で刺激時のみ変化を自覚し、刺激側・非刺激側の両側で変化が報告された。定量的変化と主観的変化は完全には一致しなかったが、ベクトル方向とコメントが一致する症例もあった。

【考察・結語】耳介の粒鍼刺激は顔面形状に主観的・定量的な変化をもたらす可能性が示唆された。これらの変化は耳介刺激による顔面部血流の両頬の変化の報告と類似し、耳介刺激や揉捻刺激が三叉神経入力により体性−自律神経反射を介し顔面部の形状変化に何らかの影響を及ぼした可能性が考えられた。

Translated Abstract

Objective: Although beauty (cosmetic) acupuncture is expected to have effects such as facial lifting and improved skin hydration, few studies provide scientific evidence. Among these methods, auricular stimulation is simple and offers immediate effects. While subjective facial changes induced by auricular pressure stimulation using pellets (ear seeds) have been reported, objective, quantitative evaluation remains lacking. This study aimed to quantify facial morphological changes using a three-dimensional imaging system (3D scanner) alongside subjective assessments.

Methods: Four healthy female participants (mean age 27.25±14.5 years) were recruited. A randomized crossover trial was conducted in which titanium pellet ear seeds were attached to specific auricular points (the Shenmen and Eye). Facial volume and soft tissue movement were assessed pre- and post-intervention using a 3D scanner. Subjective evaluations were collected via mirror-based self-assessment. Statistical analysis included intra-examiner error and Wilcoxon signed-rank tests, with significance set at p<0.05.

Results: Measurement error was within acceptable limits, supporting reproducibility. All participants showed volume changes of ≥0.5 cc after stimulation compared to no-stimulation conditions, on either or both sides of the face. Subjectively, changes were reported only after stimulation. However, changes were noted on both the stimulated and non-stimulated sides. While subjective and objective assessments did not always align, some findings were consistent, including directional soft tissue movement vectors.

Conclusion: Auricular stimulation using pellet attachments produced measurable and perceived changes in facial morphology. The 3D imaging system proved useful for objective quantification. The observed bilateral effects may involve autonomic responses mediated via trigeminal nerve pathways. Further studies are needed to clarify the relationship between subjective and quantitative outcomes.

I はじめに

近年、美容に対する社会的関心の高まりとともに、美容鍼灸の認知度も向上している。エステティックや美容医療に加えて、鍼灸による施術が美容目的で受けられる機会も増えている。美容鍼灸に対する認識を調査した研究では、受療者側および施術者側の双方において「リフトアップ効果」が実感または期待されており、一定の評価が得られている1)-3)

しかしながら、美容鍼灸に関する科学的根拠は乏しく、臨床的効果について明確なデータは限られている4)。その背景には、美容領域における評価方法の標準化が進んでいないこと、また効果を客観的に示す手段が確率されていないといった課題がある。

美容鍼灸の効果に関しては、これまで主に施術前後の主観的満足度や感覚的変化などに基づく評価が行われてきた。美容の目的の一つが「自信の向上」や「自己肯定感の回復」であることを踏まえれば、こうした主観的評価は決して軽視されるものではなく重要な評価である。しかしながら、学術的・医療的な信頼性を担保するためには、共通の基準で判断できる客観的評価(定量的測定)が必要である。

その中で、顔面部の形状変化を定量的に評価するための新たな手段として、医療や美容医療の現場でも評価として活用されている3次元画像撮影解析装置(以下、3Dスキャナー)に着目した5)-11)。3Dスキャナーは、顔面の微細な凹凸や形状変化を高精度に記録できるため、美容鍼灸におけるリフトアップ効果の「見える化」を可能とする技術になりえる5)-7)9)-11)。そこで、本研究では、美容鍼灸の施術方法の一つであり、これまでの研究にて主観的なリフトアップ効果が期待でき、簡便でかつ即効性が期待できる耳介に対する施術に対し、顔面部に与える形状的変化について主観的な評価、定量的(客観的)な評価(3Dスキャナー)を用いて実施した。

II 対象と方法

1 対象

対象は健康成人女性4名(平均年齢:27.3±14.5歳)とした。選定は①20歳以上50歳未満の健康成人、②顔面部のたるみを自覚する者、③研究参加への同意が得られた者とした。除外基準は①定期的に顔面部への鍼灸施術を受けている者、②粒鍼の素材であるチタンにアレルギーがある者、③頭顔面部または歯科の症状で治療中の者とした。

2 研究方法

1)研究デザイン

ランダム化クロスオーバー比較試験とした。被験者の介入時期(粒鍼刺激)は第3者(協力研究者)による無作為割付を行い、割り振りの順番によりAタイプ(粒鍼刺激→無刺激)、Bタイプ(無刺激→粒鍼刺激)とランダムとした。粒鍼刺激および無刺激の間には約1ヶ月のウォッシュアウト期間を設け実施した。

2)測定方法

粒鍼刺激・無刺激とも座位で安静、その後粒鍼刺激は耳介部を揉捻し、耳に粒鍼を貼付、無刺激はそのまま介入せず、座位で安静とした。

3)刺激部位

耳介刺激の部位は、耳介の特定部(耳部の経穴;神門、眼)に対し、揉捻後に粒鍼の貼付とした。刺激側は左右のどちらか片側とし、被験者の意思により決定した。粒鍼は接触部の粒の粒径は直径約1.2 mmのチタン粒(99%)の耳つぼジュエリー(株式会社コンシェルジュ)を使用した。

4)評価内容

粒鍼刺激・無刺激とも介入の直前、15分後に3Dスキャナーによる計測および自己による鏡評価(眉尻、目尻、頬、口角、鼻唇溝(深さ・長さ)、フェイスラインなど左右で下がっている部位の確認)を行った。本研究における介入15分後とは、耳介への揉捻刺激を開始してから15分経過した時点を示す。また、粒鍼刺激および無刺激ともに、介入直前から介入後1週間の経過変化について、自己確認評価アンケートを実施した。なお、粒鍼刺激は約5日間貼付し、その後2日間は除去した状態で評価した。

3 画像解析方法

3Dスキャナーの画像解析はCanfield Scientificによる計測解析ソフトMirrorにて施術前後の画像をマッチングし、ボリューム変化は基準を設けて体積量の計測を行った。体積計測の基準は誤差の生じやすい口元、目元を省き、頬、フェイスラインを反映する①鼻翼外方、②頬骨外端、③片側下顎ライン中点を結んだ領域(下顔面部)とした。体積量の値は各計測時の差の変化量(絶対値)にて統計解析を行った。

本研究における体積測定は、計測基準を設けてはいるものの、測定時に領域指定を手動で行う必要があるため、その手動操作に伴う測定者内誤差と再現性を確認するため追加検証を行った。再現性評価では、粒鍼刺激の影響を受けないよう、無刺激の介入前に取得した画像を用い、同一被験者の同一画像に対して、日を改めて計3回、下顔面部の体積領域を測定し計測した。

顔面部の線的誤差(距離)は、約±0.5 mm以内の誤差範囲であり、局所部位(例:眼周囲など)はRMS誤差が1 mmと高精度が報告されている9)。よって、本研究では体積変化が0.5 cc以上であれば、測定誤差を超えた「実質的な変化」とした。

4 統計解析

測定者内誤差の算出にはMicrosoft® Excel for Mac(Microsoft 365 サブスクリプション、バージョン:16.97.2)を使用し、その他の統計解析にはIBM SPSS Statistics for Windows, Version 27(IBM Corp., Armonk, NY, USA)を使用した。

なお、本研究は新潟医療福祉大における研究倫理審査で承認を受けた(承認番号:19174-231019)。

III 結果

1 3Dスキャナーによる体積の変化量および皮膚の変位について

3Dスキャナーによる体積の変化量および皮膚の変位の一例を示す(図1)。体積変化および皮膚の変位については、3D画像左側に示している等高線式のカラースケールにより色調の変化として示され、刺激前後の差を視覚的に確認できる。また、体積の変化量については、指定領域の前後のボリューム差として、ccで表しボリュームの変化が定量的に示されるものである。さらに軟部組織の動きを刺激前後の比較として矢印で表現が可能となっている。

2 定量的変化について

1)測定者内誤差について(再現性の確認)

下顔面部の体積計測の基準部位に対して同一被験者に対して測定者内誤差(測定誤差、再現性の確認)の検討をした結果、無刺激群では右頬および左頬の体積変化(術前後差)を3回繰り返し測定した結果、右頬では平均0.47 cc(標準偏差0.0306、TEM;技術的誤差=0.0216)、左頬では平均-0.20 cc(標準偏差0.0764、TEM;技術的誤差=0.0540)であった。測定者内誤差は右頬0.0216 cc、左頬0.0540 ccと小さく、いずれも実用上許容範囲内にあり、本計測手法の再現性を支持する結果と考えられた。

2)無刺激、刺激における下顔面部の体積量の変化

3Dスキャナーによる下顔面部の体積量の介入前・15分後の変化は、症例A〜症例Dの全ての粒鍼刺激が無刺激に比べ、刺激側または非刺激側、あるいは両側において、0.5 cc以上の変化が認められた(表1)。無刺激と粒鍼刺激後の下顔面部の体積量の変化についてウィルコクソンの符号付き順位検定の結果、統計学的有意差は認められなかった(Z=1.826, p=0.068)。しかし、効果量はr=0.913と大きく、臨床的に意味のある変化を示唆する結果であった(図2)。

3)刺激前・15分後の3D画像変化について

(1)体積量の無刺激・粒鍼刺激前後の変化の1例(症例B)

無刺激時の前後と粒鍼刺激時の前後の画像変化では、無刺激前後では変化が一部見られるものの、刺激時の前後の色の変化が目立つ(図3)。

(2)無刺激・刺激前後の軟部組織の変化の1例(症例B)

無刺激時の前後と刺激時の刺激前後の軟部組織の移動量をベクトルで示すものであり、本症例においては、無刺激時の前後に対して刺激時の前後のベクトルの動きが認められた。また、ベクトル動きの方向については各部位により違いがあるものの、本症例については顎、フェイスライン、頬など上方に移動するベクトルが認められた(図4)。

3 主観的変化について

1)介入有無(無刺激、粒鍼刺激)による鏡評価の変化

介入前後における鏡による自己評価において、「変化はあったと思いますか」という問いに対し、無刺激群では全症例(症例A~D)が「変化なし」と回答した。一方、粒鍼刺激群では、全症例が「変化あり」と回答した。

2)粒鍼刺激後の自覚的変化部位

鏡評価による粒鍼刺激後の刺激側・非刺激側の変化部位は、フェイスライン(刺激側4名、非刺激側0名)、鼻唇溝の深さ(刺激側2名、非刺激側2名)、口角(刺激側2名、非刺激側1名)、頬(非刺激側2名)、眉尻(刺激側2名)、鼻唇溝の長さ(非刺激側1名)、目尻(非刺激側1名)の順で変化が認められた。自覚的変化は、部位により粒鍼刺激側、非施術側に自覚変化が認められた。

4 定量的変化と主観的変化について

1)定量的な変化の部位と主観的な鏡評価による変化との比較

粒鍼刺激前後の定量的変化では、症例Bは左右の平均で最も変化量が小さく、また粒鍼刺激側と非刺激側と比較すると、非刺激側の方が体積変化量が大きい結果となった(表1)。ベクトルの変化では粒鍼刺激側においてフェイスライン、頬などに皮膚の変位が認められた(図4)。一方、主観的な鏡評価では粒鍼刺激側のフェイスラインの変化が自覚されており、本実験の計測領域の体積変化量には明確な差はみられなかったものの、ベクトルの変化方向と類似する所見が認められた。

2)非施術側における変化(3Dスキャナーと鏡評価)

体積の変化量は、症例により非刺激側に多く変化が見られた者があった。そのうち症例Bでは、鏡評価にて、“つけている逆側も部分により変わっている気がする”といった施術後のコメントが見られ、非刺激側の何らかの変化を感じる者もみられた。

5 有害事象

刺激当日に関連する有害事象は認められなかった。しかし、1週間の経過変化(5日間の貼付、その後外して2日間)の観察で、4症例のうち2症例で3日目にかゆみやフェイスラインにビリビリとした感覚を訴えるコメントがあった。これらの症状はいずれも自然に消失し、貼付を中止するほどの重篤な症状ではなかった。また、粒鍼刺激を行った耳介部においても、1週間後の観察では皮膚損傷等の明らかな異常は認められなかった。

IV 考察

1 3Dスキャナーによる形状変化と臨床的意義

現在、美容医療において、顔のたるみ等の治療の評価として3Dスキャナーが利用され6)、今回、用いたVECTRA Handy H2(VECTRA)も顔の形状変化の評価として多く用いられている6)

VECTRAはCanon製一眼レフに3D撮影用のレンズ、フラッシュユニットがマウントされ、二次元解像度は1,800万画素で、三次元解像度は1.2 mm geometry resolutionと高画質であり、撮影時間は2/1,000秒で体動によるノイズが極力抑えられている。撮影した画像データをPC上の三次元画像作成・計測解析ソフトMirror(Canfield Scientific社)を使用し、三次元画像に計測基準点(ランドマーク)を乗せることで、距離、表面積、体積の計測が容易にできる。体積変化に関しては等高線式に色調の変化で表現できるカラースケール画像で視覚的に評価しやすく工夫されている。

一方、3Dスキャナーによる鍼灸関係の報告は少なく、末梢性顔面神経麻痺の後遺症に対する評価として、また美容鍼や耳介刺激による顔面部の施術前後の評価として報告されている9)-11)。粕谷ら9)の報告では末梢性顔面神経麻痺の後遺症の拘縮に対して鍼治療の効果評価として健側に比べ患側の鼻唇溝の深さや頬部の厚みも増し、顔面部の形状変化を客観的な評価として活用できる可能性を示唆した。大井ら10)は美容鍼の顔面部の施術前後の評価としては施術後の変化は個人差が大きく、有意な経時的変化は認められないものの、顔面部の形態的変化は客観的な評価が可能であることを示唆している。以上より3Dスキャナによる計測は、体積計測の基準を定めることにより顔面部の形状変化を定量的に測定できる可能性が示唆された。

ただし、美容における形状変化については、顔面神経麻痺のような正常の基準や拘縮とした異常の定義がないことから、測定方法や効果基準等が今後の課題である。

今回、本研究では3Dスキャナーによる評価により、粒鍼刺激後において下顔面部の体積量の変化や軟部組織の変化が確認された。特に刺激側だけでなく非刺激側にも変化が認められた点は、耳介刺激が局所的な物理刺激にとどまらず、顔面全体に影響を及ぼす可能性が示唆された。さらに、1部の症例ではベクトルによる軟部組織の変化の解析において、顎やフェイスラインにおける上方への移動がみられたことは、リフトアップ的な効果を反映する可能性が考えられた。

測定者内誤差の検討においては、右頬および左頬ともに技術的誤差(TEM)は許容範囲内であり、計測の信頼性が確認された。これは、3Dスキャナーによる顔面の微細な変化を定量的に捉えるツールとしての有効性を支持できる可能性が示唆された。

また、今まで美容鍼の研究は自覚的な評価すなわち主観的評価が主であり、客観的な指標を用いた研究が少なく、主観的評価と客観的評価との相関も課題であった4)

今回、全症例において、3Dスキャナーによる体積や軟部組織の変化と、鏡評価による自己評価において一致が認められた。しかし4症例と症例も少なく、それらの関係性については今後さらなる検討が必要である。

2 粒鍼刺激の効果機序について

粒鍼刺激による変化は、刺激部位にとどまらず対側の顔面にも影響が認められた。非刺激側にも体積変化が認められ、症例Bでは「逆側にも変化があるように感じた」とのコメントも得られた。このような現象は、耳介刺激が自律神経系や顔面神経系などの神経調節系を介した全体的な筋緊張の変化や血流変化を引き起こす可能が考えられた。これらの変化は山崎らが報告している13)、耳介刺激による顔面部血流の両頬の変化と類似しており、本研究では血流の変化の測定は実施していないものの、耳介刺激や揉捻刺激が三叉神経を興奮させ脳幹へ伝達されるなど中枢性の反応(体性−自律神経反射)を起こした可能性が考えられる。それに伴い、顔面部の組織液動態の変化また筋緊張の緩和が生じ、結果として顔面部の形状変化に何らかの影響を及ぼした可能性が考えられた。

3 有害事象に関する評価

粒鍼刺激に関連する重篤な有害事象は認められず、一部の症例で軽微な違和感(かゆみやビリビリ感)が報告されたが、いずれも自然軽快していた。しかし、長期間の貼付の可能性がある粒鍼刺激などは素材やその期間、ならびに有害事象になりえること、その対応などを十分に説明した上で実施するべき方法であると考えられた。

以上、本研究により、耳介刺激において顔面部の体積量や軟部組織の変化に影響を与える可能性が示され、3Dスキャナーを用いた形状測定はその変化を定量的に評価する一つの手段として有用である可能性が示唆された。また、主観的な変化と定量的評価との一定の一致が認められたことは、比較的軽微な非侵襲性の刺激である耳介への粒鍼刺激による美容的効果の検討においても有望である可能性が考えられた。

今後の検討課題として、今回は一定の領域の変化量で計測基準を設け形状的な変化を確認したが、今後は3Dスキャナーによる臨床評価の確立にむけて計測基準など検討する必要があり、症例数や対照群との比較試験の実施なども考慮に入れる必要があると考える。

V 結語

・3Dスキャナーによる評価により、粒鍼刺激後において下顔面部の体積変化や軟部組織の変化が確認された。

・測定者内誤差は左右の頬ともに技術的誤差(TEM)は許容範囲内であり、計測の信頼性が確認された。

・主観的評価において刺激の有無により違いを感じ、また定量的評価である体積の変化量は有意差が得られなかったが効果量が大きかった。

・主観的評価と定量的評価の関係性、並びに変化におけるメカニズムは今後の課題である。

・3Dスキャナーを用いた顔面部の測定は、定量的変化を客観的に評価できる可能性が示唆された。

謝辞

本研究に快くご協力いただいた被験者の皆様に深く感謝いたします。また、本原稿作成にあたり、貴重なご助言とご指導をいただいた金子聡一郎先生に心より感謝申し上げます。

利益相反

本研究に関連し、開示すべき利益相反関係にある企業はない。

References
 
© 2026 Niigata Society of Health and Welfare

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