60 巻 (1957) 12 号 p. 1536-1538
石油をシリカ・アルミナ系触媒で接触分解すると触媒上に炭素質の析出物ができ, 触媒の能力を低下させる。そこで,触媒活性の基になる酸性度と炭素質の析出状態および接触分解能との関係をしらべたところ,炭素質の析出により酸性度も接触分解能もほぼ比例的に低下することがわかった。また,炭素質の析出物があまり沢山つくと一部がグラファイト化するもののようで, 再生しても元の活性にまで戻らない。つぎに, Wheelerの理論をもちいて炭素質被毒の状態を求めたが,気孔口で優先的に被毒されていることが明瞭となった。