工業化学雑誌
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ポリアクリル酸エチル部分ケン化物の吸湿性ならびにその水溶液の起泡性などについて
伊藤 博夫尾野 善代鈴木 重成
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60 巻 (1957) 8 号 p. 1054-1056

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抄録

ポリアクリル酸エチル部分ケン化物の吸湿性について測定した結果,BET式は相対湿度x≒0.5程度までよく適合し,BETの定数w'm(A・Na)はケン化度とともに直線的に大となった。Flory-Huggins式より求めたμの値はいずれの場合にもx≒0.3~0.8の範囲でほぼ一定となり,[μ]x=1.0はケン化度=16.9mol%以上ではケン化度の増大とともに直線的に小となることがわかった。ポリアクリル酸エチル部分ケン化物水溶液の泡沫柱の高さは,ケン化度が40mol%以上になるとケン化度とともに急激に低下し,また,ポリビニルアルコール水溶液との混和性は,ポリアクリル酸エチル部分ケン化物のケン化度が小,合計ポリマー濃度が小,温度が低いほど良好となり,合計ポリマー濃度が3.0%の場合はケン化度約18~50mol%,5.0%の場合はケン化度約18~30mol%のポリアクリル酸エチル部分ケン化物はポリビニルアルコールといかなる割合にも自由に混和することがわかった。

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