62 巻 (1959) 2 号 p. 273-276
フェノール類と硬化して3次元樹脂硬化物を製造するに適するm-キシレンホルムアルデヒド樹脂の製造条件を検討する目的で,3種のm-キシレンホルムアルデヒド樹脂をつくり,減圧分留によって得た組成中に,先の報文で合成した中間体と比較し,その存在を認めた。そして樹脂の製造条件によってはエーテル結合,アセタール結合,メチロール基の他に樹脂中に反応性をもたないメチレン2核体を含むことおよび分子量がかなり高くなってもなお反応性をもつ含酸素樹脂によって構成されていることを認めた。一方,ここで分離したエーテル型2核体の樹脂生成系中における反応性を検討した結果,高濃度の酸以外は安定であることを認めた。