62 巻 (1959) 3 号 p. 417-419
比較的濃厚なアルギン酸プロピレングリコールエステル水溶液の粘性について種々検討を行った。
粘度・濃度の関係は,アルギン酸ナトリウム水溶液と同様にかなり広い範囲にわたって顕著な構造粘性をしめし,その粘度変化は濃度にたいする構造粘性指数の変化によるものと考察した。
粘度と速度勾配との間では,de Waele-Ostwaldの粘度式がよく適合し,また粘度の温度依存性は顕著で,その粘度変化は温度による構造粘性指数の変化に基づくことを明らかにした。
また,エステル化度と流動曲線との関係を検討し,アルギン酸プロピレングリコールエステル水溶液の粘性の見掛けの活性化エネルギーを求めた。