工業化学雑誌
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塩化亜鉛賦活炭の界面動電位
山田 大十
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62 巻 (1959) 6 号 p. 760-761

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抄録

活性炭の細孔分布および比表面積はその吸着能の主要な因子であるが,またその界面電気化学的な性質も吸着能に大きな影響を与えるものと考えられる。著者は賦活条件を異にする塩化亜鉛賦活炭について,その界面動電位を測定し,これがイオン吸着能に及ぼす影響を考察した。その結果低温賦活炭はpH全域にわたって負の電荷を有するが,高温賦活炭はpH値3~4付近に等電点があることがわかった。これは前報で述べた低温賦活炭がアルカリのみを吸着するのに対し,高温賦活炭が両性吸着をするという結果と密接な関係を有するものと考えられる。また乾燥物の界面動電位(負値)が水和物のそれより大きいという結果が得られたが,これは乾燥物表面が水和物表面より緻密であるためであると考えられる。

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