63 巻 (1960) 10 号 p. 1772-1775
高分子物質の重合度分布を迅速に求める方法として, いわゆる濁度滴定法が広く用いられようとしているが, われわれは濁度を連続的に測定するに適した複光東電気的記憶標準化方式を採用した濁度計を試作し,ニトロセルロースの濁度滴定を実施した。
溶剤としてアセトンを, 非溶剤として水- アセトンを用い, Morey らの方法に従い各パラメーターを決定し, 濁度滴定法より求めた重合度分布と,逐次分別沈殿より求めたそれを比較検討した。一般に前者の方法によった重合度分布は,後者によった分布に比し,低重合度部分を過大に評価する傾向があることを認めた。