63 巻 (1960) 2 号 p. 277-279
アルカリ溶液中でのメチルエチルケトンとホルムアルデヒドの反応を動力学的に研究するため,メチルエチルケトンに対するホルムアルデヒドの第1段,ならびに第2段付加反応の速度定数をそれぞれ測定し,後者が前者よりも約4倍の大きさをもつことをあきらかにした。その結果反応生成物の中でもっとも重要なβ-メチル-γ-ケトブタノールを収量よく得るためにはホルムアルデヒドに対し, 大過剰のメチルエチルケトンを使用することによってジメチロール化合物の生成をおさえることが必要であることがわかった。