63 巻 (1960) 6 号 p. 1079-1081
PVAの改良の一方法として,ビニルアルコールと少量の高級アルキル(オクチルよりオクタデシルまで)ビニルエーテルとの共重合フィルムの熱延伸を行ない,諸性質を検討した。
共重合体中の高級アルキルビニルエーテル含有率が大となると,熱延伸フィルムの引張り強さ,耐熱水性,軟化温度は低下するが,1mol%以下では影響は小さい。高級アルキルビニルエーテルのアルキル炭素数の多いものほど,耐熱水性は良好となる。また弾性度は1mol%程度のドデシルビニルエーテル含有率の共重合体でもかなり良好となる。