64 巻 (1961) 12 号 p. 2168-2171
イソフタル酸のn-オクチル,2-エチルヘキシル-(3:1)混エステルをジェット機用潤滑油として利用するため,ラネーニッケル触媒を用いて核水素添加した。そしてその65部に35部のジ-2-エチルヘキシルアジペートを配合したエステル油がMIL-7808Bの標準油ジ-2-エチルヘキシルセバケートにくらべ遜色のない性能を示すことを知った。なお水素添加油中に5~10%の未水素添加芳香族エステルが残存しても性能に変わりのないことは一つの特色であり,これに応じる連続水素添加の反応条件としては,反応温度150℃,反応圧200atm,ラネーニッケル使用量5~8%程度が適当のように思われる。