工業化学雑誌
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Print ISSN : 0023-2734
アルフィンポリスチレンの溶媒抽出分離
山田 瑛
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64 巻 (1961) 12 号 p. 2204-2208

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抄録

合成したアルフィンポリスチレンを各種の溶媒で抽出により結晶部,無定形部に分離し,次の事実を知った。熱n-ヘプタン,熱アセトン,熱MEK各抽出は分子量がそれぞれ2×103以下,104以下,3×105~2×106の場合に分離可能となる。アルフィンポリスチレンは熱MEK非抽出部を30~80%含有する。熱MEK抽出速度はn-ヘプタン処理試料が最も速く,次いで原試料,無定形試料の順であり,無定形部分は抽出初期に速やかに抽出される。アルフィンポリスチレンの熱MEK非抽出部の比重は1.06~1.07位である。MEK抽出分離を阻害する不純物は水,アセトンであり,微量のメタノールは分離を助長する。溶媒抽出分離の可能な他の溶媒は,熱時では酢酸エチル,シクロヘキサン,冷時ではテトラヒドロフラン,ジオキサン,トルエンであった。

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