工業化学雑誌
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ムロ式化成肥料の可溶性リン酸および水溶性リン酸の定量法に関する検討
池野 亮当鷲尾 重昭
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64 巻 (1961) 8 号 p. 1391-1393

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抄録

ムロ式化成肥料中に存在する酸性塩が可溶性,水溶性リン酸定量結果に影響を及ぼすことを次の方法により検討した。
1)0.025~0.4%NH4HSO4およびKHSO4溶液にリン鉱粉を加え振とう時間を変えた場合の溶解度の相違をしらべた。
2)試料2.5gを水50ccで抽出した液にリン鉱粉添加,振とうするときP2O5の一部が水溶性になることを認めた。
3)試料の抽出に際し,振とう法と乳鉢による傾斜法による結果が相違することを認めた。従って, S . P およびW . P 定量操作の改良法として次の抽出方法を考案し, 実用上十分使用しうることを明らかにした。
1)W.Pの定量はpH3.5~4の抽出液をもって試料を振とうする。
2)S.Pの定量は試料をメスフラスコにどり,ぺ氏液で直接振とう後,加温抽出し,以下常法により定量する。

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