65 巻 (1962) 3 号 p. 402-405
エチレンと四塩化炭素のテロメリゼーションにより生成する1,1,1,5-テトラクロルペンタンを加水分解してδ-クロル吉草酸を誘導し,これとエタノール中アンモニアとの反応により,α-ピペリドンを合成した。更にα-ピペリドンの重合性を検討するため,α-ピロリドンおよびα-ピペリドンをアルカリ金属とアシル化合物を触媒として重合を行ない,重合反応性を比較した。またアシル化合物として塩素を含むp-クロルベンゾイルピペリドンを触媒として用い,生成ポリマーの塩素分析より分子量を求め,末端のカルボキシル基を滴定してポリマーの末端構造より重合反応機構を検討した。