65 巻 (1962) 7 号 p. 1104-1110
-78℃より+20℃ までの重合温度においてトルエン溶液中でハロゲンの異なるグリニャール試薬により, メタクリル酸エステルを重合し,ハロゲンの種類の立体規則性重合に与える影響を検討した。重合速度,いいかえると重合の効率および得られる重合体の立体規則度などはハロゲンの種類により異なり, その大きさおよびアイソタクチック重合体になり易さはハロゲン置換基の大きさと関係がある。また得られた重合体の立体規則度相互間の関係は触媒の置換基の種類にかかわらず, ほぼ一定であり, 簡単な式によって表わされる。しかしこの関係は触媒が固体のフェニルマグネシウムハライドであるか,グリニャール試薬であるかによって異なっていた。