酸化チタンと酸化亜鉛との固相反応について,高温X線回折計を用いて,固相反応性と原料の履歴,混合などとの関係を詳細にしらべ,その反応機構を検討した。その結果,この系の反応では最終生成物のZn2TiO4は,常に中間化合物ののZnTiO3の生成および分解の過程を経て生ずることがわかった。
また融解塩化亜鉛中で粉末酸化チタンを加熱して純粋なZnTiO3 を得ることができた。得られたZnTiO3 はイルメナイト構造を有し,格子定数はα0=5.076Å,c0=13.920Åである。純ZnTiO3は950℃でも安定であるが,ZnTiO3と酸化亜鉛との等モル混合物は780℃ でZnTiO4を生成する。