67 巻 (1964) 1 号 p. 236-239
チタニウムおよびアルミニウムアルコキシドにおいて,アルコキシ基をφ3SiO-基またはMe3SiO-基で全て置換した化合物は二,三の研究者により合成されており,それを用いてある程度重合度が大きく,かつ耐加水分解性の大きい化合物を得ることが試みられている。本報告において,TiまたはAlのアルコキシド中の一部をMe3SiO-基で置換し,耐加水分解性に著しい相違のあることをもとにして,共加水分解またはエステル交換反応による縮重合に際して重合性方向を与えることを目的とした。各置換体を単離し,それについて分子量,分析結果,赤外吸収スペクトル,沸点および融点を検討した結果,各部分置換体の合成が可能であると結論した。