工業化学雑誌
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懸濁重合におけるポリ塩化ビニル粒子の形成
府川 幸資坂梨 三吾望月 不二雄吉田 行雄
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67 巻 (1964) 11 号 p. 1931-1937

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抄録

懸濁重合におけるポリ塩化ビニル(PVC)粒子の形成とその性質を検討した。ケン化度の異なるポリビニルアルコール(PVA)を分散剤として使用した。生成した粒子の性質は真比重と見掛け比重の測定と電子顕微鏡による表面状態の観察等により検討した。モノマーの分散状態はPVA水溶液の界面現象,PVC粒子表面へのPVA吸着量と試験管中での分散試験結果より検討した。塩化ビニルのポリマーに対しての膨潤力は小さい。それ故モノマーの膨潤によって粒子の表面状態は変わらない。粒子の形成はモノマーの液滴で作られた分散液の最初の状態により決定され,液滴間の凝集はほとんどない。粒子表面の多孔質性は重合反応中の転化率によって,主に決定される。粒子の生成と生長についての模型を作製した。それは上記の多くの現象をよく説明できる。

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