工業化学雑誌
Online ISSN : 2185-0860
Print ISSN : 0023-2734
酸化チタン(IV)-酸化ニッケル(II)-酸化アンチモン(III)系化合物
木野 九鈴木 正也
著者情報
ジャーナル フリー

67 巻 (1964) 3 号 p. 432-436

詳細
PDFをダウンロード (1373K) 発行機関連絡先
抄録

酸化チタンを主成分とし酸化ニッケル, 酸化アンチモンを配合焼成した黄色顔料の製造を研究中, このもののX 線回折図がルチル型酸化チタンのそれとほぼ同じで,3成分の固溶体と推定されたのでその確認と固溶域について研究した。固溶域はNiO/Sb2O3≒2/1の方向に伸びた三角形に近い範囲でNiOが約11mol%までであり, 比重の測定からルチル型酸化チタンにニッケル, アンチモン原子が置換固溶したものであると考られる。これはルチル型酸化チタンとTapio-lite構造のSb2NiO6 の固溶と類似のものと考えられ, アンチモンは焼成中に5価となって固溶する。固溶によりルチル型酸化チタンの格子定数は約1%増大している。色の測定もあわせ行ない, 固溶量の多少にかかわらず色相は同一で,Ni-Titanateの色相と差がある。

著者関連情報
© 社団法人 日本化学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
前身誌

東京化學會誌

feedback
Top