固体の熱分解反応にみられるごとく,充填粒子自身が比較的大きな吸熱反応をするような輻射型反応炉における充填層内温度分布に関して,粒子内温度分布を考慮に入れた伝熱モデルを設定し,これに基づく熱収支式を総括比熱の概念を採用して電子計算機によって計算し,成型カオリナイト球の実験結果と比較検討した結果,i)伝熱機構として,1層とび,2層とび表面層間伝熱と粒子内伝導伝熱を連立させるような伝熱モデルを採用して,良好なる近似をみとめた。ii)本実験範囲内では,伝熱律速として取扱って十分である,などの結論を得た。