工業化学雑誌
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塩化亜鉛水溶液中の過硫酸塩および過酸化水素の分解
中島 通公網屋 慎哉
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68 巻 (1965) 1 号 p. 161-165

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抄録

塩化亜鉛水溶液中での過硫酸塩(主として過硫酸アンモニウムAPS)および過酸化水素(HPO)の分解速度を比較検討した。APSの50℃ での分解速度は1次に従い,その速度定数kd,は5~6×10-4min-1で,塩水溶液の塩濃度,pH,含有微量金属イオンたるCu2+,Fe3+に殆ど影響されない。HPOの分解も測定時間(6時間)内ではその1次に従い,kdは塩化亜鉛濃度に比例し,50℃ において塩濃度0~60%で0.1~6×10-4min-1である。Cu+2,Fe3+に対しては水中ではその1乗に比例し,塩化亜鉛水溶液中ではそれぞれの0.6~0.8乗,1.6~1.8乗に比例して増大する。金属イオン共存下でのkd値は水中の10-4~10-3min-1程度に比して塩化亜鉛水溶液中ではかなり大きく10-3~10-2min-1程度で, これは同一条件下でのAPSのkd値の10~100倍である。
このような金属イオン濃度依存性について簡単な考察を試みた。

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