工業化学雑誌
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塩化ビニルとプロピレンおよびイソブチレンとの共重合
松岡 公明竹本 喜一井本 稔
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68 巻 (1965) 10 号 p. 1941-1947

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抄録

塩化ビニルとプロピレンおよびイソブチレンとの共重合を種々の条件下で検討し,単量体中のプロピレンおよびイソブチレンのモル分率が増加するにしたがって重合速度がいちじるしく減少するとともに,共重合度が低下し,また重合収率の増加とともに,共重合体中の塩化ビニルのモル分率が低下し,さらに温度上昇による重合速度の増加はいちじるしく,また重合収率および重合度が溶媒に影響されることが見出された。さらに開始剤の違いにより重合収率および共重合体の性質の異なるものが得られた。
また塩化ビニル(M1)とプロピレン(M2)およびイソブチレン(M2')の反応性比は60℃においてγ 1=2.27,γ2=0.3およびγ 1 =2.11,γ2' =0.34と求められ, これよりQ,eはプロピレン, イソブチレンのいずれの場合についてもQ =0.02,e=-0.4と算出された。
さらに共重合体についての性質を検討したほか,脱塩酸速度の測定を行ない,塩化ビニルの単独重合体のそれと比較検討し,また二,三の共重合体についてX線的研究を行なった。

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