18種類の添加剤について,合成水晶の成長に及ぼす効果を検討した。実験は,添加剤の種類および濃度以外の実験条件を,できるかぎり同一として行なった。
その結果,次のようなことがわかった。
(1)Z軸方向およびX軸方向の成長:量(Gz,Gx),晶癖(Gz/Gx),原料の溶解減量などは各添加剤濃度によって種々な変化をする。(2)Gz,Gxが最大値,最小値を示す場合,その添加剤濃度は約0.1~0.5wt%でかつ良質水晶を得る限界濃度でもある。(3)Gz/Gxの値は非常に広範囲にわたり,一般に添加剤濃度とともに増加する。(4)結晶の品質を添加剤の原子番号とイオン半径に関連づけられる。(5)添加剤は原料の溶解に非常に影響し,またしばしばアルカリ,シリカ成分と反応して複合ケイ酸化合物を形成する。