工業化学雑誌
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トリエチルアルミニウムとアミノアルコール類との錯化合物ならびにそれによるアセトアルデヒドの重合
東 広巳浪川 茂夫
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70 巻 (1967) 3 号 p. 368-371

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抄録

AlEt3と3-アミノプロパノール-(1)(モル比1:1)の反応によって生成する錯化合物が純粋に結晶として単離された。このものは無色の柱状結晶であるが, 空気中にさらすと容易に分解して白色粉末となるので, その諸性質についての正確な数値を得ることは困難であった。しかし種々の性質を検討した結果, その構造は[I] もしくは[I]'であろうと推定された。
また, AlEt3とN - フェニルエタノールアミンとの反応(モル比1:1) で生成する錯化合物も純粋に結晶として単離された。このものは無色の板状結晶である。その構造は次式で示す[II] もしくは[II]'であろうと推定した。
さらに, これら2 種の結晶物を触媒としてアセトアルデヒドの重合を行なった結果, 前者の場合は結晶性ポリマーが収率よく得られたが,後者の場合は良好な結果は得られなかった。
また, [AlEt2OCH2CH2NH2]2(A) 単独および( A ) / AlEt3系を触媒として用い, アセトアルデヒドの重合を試みた。その結果,AlEt3を加えることによって最終的に達する結晶性ポリマーの収率はほとんど変わらないが, AlEt3は重合速度を大ならしめるという効果があることがみとめられた。

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