工業化学雑誌
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市販ポリプロピレンペレット中の四塩化炭素易溶の安定剤の定量分析
岡本 正雄石塚 修
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71 巻 (1968) 11 号 p. 1848-1851

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抄録

市販ポリプロピレンペレットからのエーテル抽出分を, メタノール, アセトンおよび四塩化炭素に対する溶解度の差を利用して分離し, 各成分のIRスペクトル( およびガスクロマトグラム) を測定して, 添加安定剤を同定する。ペレット10gを15mlの四塩化炭素に40℃ で30時間浸せきし,得られた抽出溶液のIRスペクトルを,1または5mmの食塩固定セルを用いて測定し,添加されている各安定剤について互いに妨害が生じないような吸収バンドをkeybandと定め,それらの吸光度を算出し,検量線から添加安定剤濃度を求める。抽出後のペレット中には,四塩化炭素が包含され,安定剤はほとんど残存していない。市販ペレットでは, グレードごとに, この包含四塩化炭素量が異なるので, 検量線はこれを考慮に入れて,15mlの四塩化炭素に安定剤のみを溶解した溶液を用いて作製される。この方法の正確度は,安定剤の定量分析には十分であり,精度は標準偏差で表わすと,Irganox565およびDLTDPの場合,定量値の高高8%である。

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