工業化学雑誌
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摩砕混合法によるモリブデナ・バナジア・アルミナ系触媒の製作
白崎 高保落合 康額村中 健太郎
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71 巻 (1968) 9 号 p. 1368-1373

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抄録

つぎの3種の粉体混合物をボールミルで摩砕して物質の機械化学的変化を詳細に調べた。
A:モリブデナ,バナジアと溶融α-アルミナの混合物B:モリブデナ,バナジアと溶融α一アルミナおよび石英の混合物C:Mo6V9O40と溶融α-アルミナの混合物ついでこれらの摩砕生成物のアクロレイン酸化反応に対する触媒活性を研究した。(1)粉体混合物を摩砕すると含まれている結晶性のMoO3およびV2O5は無定形化する。 (2)AまたはBの水中湿式摩砕による無定形物は焼成しても結晶化しない。(3)Cは摩砕すると水中湿式,および大気中乾式いずれの場合にも無定形化するが,これを焼成すると未知の構造を有する新結晶物質(NC)が生成する。またB を大気中乾式で摩砕するとV2O5 が一部還元されるが, これを焼成すると同じNCが生成する。(4)AとCの粉体混合物のアクロレイン酸化反応に対する触媒活性は,水中湿式で摩砕すると増加する。

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