71 巻 (1968) 9 号 p. 1526-1529
ハロメタン,CH3Xとβ-ハロプロピオン酸エステル,X(CH2)2CO2Rをスズはくとオートクレーブ中で反応(CH3)2SnX2およびX2Sn{(CH2)2CO2R}2の他に新しい有機スズ化合物,CH3X2Sn(CH2)2CO2R(X=Br,I)の生成を確認しな。これらの化合物よりグリニャール試薬,CH3MgIによる,ハロゲンの選択的アルキル化,および臭素によるハロゲン化などによって種々の(CH3)3-nXnSn(CH2)2CO2R(n=0,1,2)型化合物を合成した。これらの化合物の構造をIRスペクトル(主としてνc=o,νsncl,νsnCH3)から推察し,NMRスペクトルによるJsn119-CH3値とよい対応を示すことを認めた。またそれぞれの化合物のメチル,メチレン基の(τC6H6-τCCL4)値と置換ハロゲン数との関係を推定構造より説明しようと試みた。