工業化学雑誌
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示差熱分析によるエポキシ樹脂の硬化の見かけの活性化エネルギーの測定
加門 隆斎藤 和美三輪 秦彦佐伯 健作
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72 巻 (1969) 12 号 p. 2677-2680

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抄録

示差熱分析(DTA)によって,グリシジルエーテル型エポキシ樹脂に典型的な硬化剤であるエチレンジアミン(EDA),ジメチルオクチルアミン(DMOA),ヘキサヒドロフタル酸無水物(HHPA),BF3-n-ヘキシルアミン(BF3-nHA)を用いて,その硬化を研究した。
DTAの動力学の解析はKissingerの方法とBorchardtの方法によって行なった。Kissinger法によって得られた見かけの活性化エネルギー(E)はEDA,DMOA,BF3-nHA,HHPAに対してそれぞれ13.2,12.7,26.0,13.6kcal/molであった。Borchardt法による昇温速度5℃/minのときのEはそれぞれEDA,DMOA,BF3-nHA,HHPAに対し27.7,14.3,25.5,47.7kcal/molであり,2℃/minのときは28.1,17.1,23.5,73.9kcal/molであった。
これらの結果はKissinger法で得られたEは他の方法の結果と非常によい一致が見られたが,Borchardt法のときはDMOAとBF3-nHAを硬化剤としたときよい一致がみられた。

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