工業化学雑誌
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オクタメチルシクロテトラシロキサンとスチレンのカチオン共重合
田伏 豁箕浦 有二
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72 巻 (1969) 9 号 p. 2133-2137

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抄録

硫酸および種々のルイス酸を用いてオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4)とスチレン(St)の共重合性を明らかにするため,D4ポリマーによるシード重合および通常の共重合を行ない,その反応機構について検討した。
H2SO4,AlCl3,TiCl4,FeCl3を用いてD4を“シード”ポリマーとした場合,Stとのブロック共重合体を生成したが,SbCl5,SnCl4,BF3・OEt2を用いた場合にはブロック共重体は得られなかった。
AlCl3を用いたStとD4の共重合では,St含量の大きい共重合体を生成した。この場合,シロキサンの重合やポリシロキサンの分解で生成するメタノール可溶なポリシロキサンのオリゴマーがほとんど得られず,また重合時間がポリマー収量に影響を与えなかったことより,ポリマー末端は主にスチレンで共重合体中のシロキサン部分の分解はほとんど起こらないと考えられた。

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