工業化学雑誌
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塩化パラジウム-塩化セシウム触媒によるオキシシアン化における触媒の活性低下と再生
中島 齊木村 武夫小南 直也宮田 征司小林 孝
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74 巻 (1971) 12 号 p. 2447-2450

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抄録

エチレンならびにプロピレンのオキシシアン化, 特に初期段階における塩化パラジウム-塩化セシウム触媒の活性低下ならびに再生について動力学的に検討した。活性低下比速度ならびに炭素質析出速度とも触媒層の入口側の方が大きく, また, オレフィンの分圧に依存しない。さらに, 活性低下比速度と炭素質析出比速度の一致が見られた。活性低下した触媒は 300℃ 前後で, 酸素含有気流中で処理することにより再生された。触媒の活性低下はシアン化水素から生成した炭素質の析出にもとつくことがわかった。300℃ 前後では, 再生比速度は活性低下比速度に比べてかなり小さい。4気圧のオキシシアン化における活性低下比速度は1気圧のそれより若干大きい。エチレンのオキシシアン化の 500 時間の長時間連続実験を行なった。活性低下比速度は最初の段階を除くと 5×10-6min-1であった。

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