64 巻 (1943) 10 号 p. 1396-1398
(1) Ni15%, Fe85%の合金を觸媒として,アムモニア瓦斯の接觸分解速度を種々の温度で測定した.
(2) その結果は温度上昇時と下降時と同一温度で活性度を異にし,ヒステレシスの現象を示した.此の結果を第一報Ni10%の場合と比較して(3)以下の考察をした.
(3) 觸媒の活性能は少くとも或る條件下では格子構造の影響を受ける.
(4) 此の事は活性中心を構成する原子が,此の場合,格子力の支配を受ける事を推知せしめる.
(5) 活性中心を構成する原子は或る程度活溌に動いて居り,それが劇しければそれだけ格子力の支配は小となる.