78 巻 (1957) 11 号 p. 1651-1653
α一アセトアミノアセト酢酸エステルは活性メチレン基をもち,アセトアミノマロン酸エステル等と類似の縮合反応を行うことが考えられるので,まずナトリウムアルコラートの存在でベンジルクロリドと反応させたが,加水分解して得られたフェニルアラニンの収率は約10%に過ぎない。っぎに,アルカリ触媒の存在でホルムアルデヒドと縮合させ,加水分解して好収率でDL一セリンを得ることができた。また,6ラネーニッケル触媒の存在で,アルコ・一ルを水素供与体として接触的水素移動反応による還元を行い,加水分解して50~60%の収率でα 一アミノーβ 一オキシ酪酸が得られた。