日本化學雜誌
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呈色試薬の合成とその分析化学的研究(第3~5報)(第4報)o-スルホ-o'-オキシアゾ化合物のマグネシウム・カルシウムおよびバリウムに対する挙動
江見 浩一桐栄 恭二宮田 晴夫
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78 巻 (1957) 7 号 p. 977-978

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抄録

o-スルホーoLオキシアゾ化合物がバリウムに対して呈色を示すことを推測し,この系統の化合物を59種類合成し,マグネシウム,カルシウムおよびバリウムに対する検出限界を測定した。これらの色素はpH11~13で変色し,その色調はほとんどが赤色ご燈黄色に変わるためアルカリ土類金属イオンとの反応による色調の変化が不明瞭であり,金属指示薬としては良好であるというわけにはゆかない。前報のo,o'Lジオキシアゾ化合物と比較すると,色素のpHによる色調の変化,ならびにマグネシウムおよびカルシウムに対する検出限界は著しく悪くなったが,バリウムに対しては50~0.5γ/mlの検出限界を示すものがある。また,ジアゾ成分のスルポ基以外の置換基の検出限界におよぼす影響はほとんどなく,すなわちアゾ成分によって検出限界が左右され,クロモトロープ酸およびR酸がすぐれている。

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© The Chemical Society of Japan
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