日本化學雜誌
Online ISSN : 2185-0917
Print ISSN : 0369-5387
メタンの塩素・フッ素置換体における炭素ハロゲン結合のイオン性について
浜野 英一
著者情報
ジャーナル フリー

79 巻 (1958) 3 号 p. 362-366

詳細
PDFをダウンロード (853K) 発行機関連絡先
抄録

メタンの塩素・フッ素置換体CH2FCl, CHF2Cl, CHFCl2, CF3Cl, CF2Cl2, CFCl3におけるC-F, C-Cl結合のイオン性は双極子モーメントからは推察できない。ここでは経験的な原子価結合法を用いてこれらの結合のイオン性を求め, これら分子の核四極結合定数および核磁気共鳴吸収における化学シフトの値と比較することにより, これら分子におけるC-F, C-Cl結合の性質を明らかにした。その結果これら分子の核四極結合定数および化学シフトはそれぞれC-F, C-Cl結合のイオン性に大きく依存することがわかった。さらにCCl4およびCH3F, CH2F2, CHF3, CF4の各分子についても同様の考察を行い, 核四極結合定数および化学シフトとの関係が前記分子と類似のものであることが確かめられた。

著者関連情報
© The Chemical Society of Japan
前の記事 次の記事

閲覧履歴
後続誌

日本化学会誌

feedback
Top