80 巻 (1959) 1 号 p. 85-88
O-ベンジル-L-チロジンを用いてLeuchs法でコポリ-(gly,L-tyr)(I),コポリー(2g1y,L-tyr)(II),コポリ-(L-phe,L-tyr)(III)・コポリー(2L-phe・L-tyr)(IV)およびコポリ-(8gly,4DL-ala,L-tyr)(V)を合成し赤外線吸収スペクトルならびに旋光性を調べた。前報でポリ-L-チロジンのときには〓-O-CH2-基にもとづく1026cm-1付近の消滅から脱O-ベンジル化反応の完結を容易に知ることができたが,これらのコポリマーではこの付近にグリシン,フェニルアラニンに起因すると考えられる吸収が残るため・脱ベンジル化の程度を赤外線吸収のみから知ることは困難である。なおポリLレチロジンは溶媒の種類によって異常旋光性を示すが・チロジル残基の組成をグリシンまたはフェニルアラニンでうすめた上記試料は,その残基離間隔が離るほどL-チロジル基当たりの分子旋光度は増大の傾向を示す。